2017年度生命科学系学会合同年次大会(ConBio2017)
2017年度生命科学系学会合同年次大会(ConBio2017)で、本領域に関連するワークショップが開催されます。ふるってご参加ください。
タイトル | ワークショップ1PW07 先端的異分野連携で切り開くシグナル伝達研究 |
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オーガナイザー | 武川 睦寛(東京大学)、鈴木 貴(大阪大学) |
開催日時 | 2017年12月6日(水) 16:00〜18:30 |
場所 | 第7会場 (神戸ポートピアホテル 本館 地下1階 布引) |
概要 | 細胞内の情報伝達は、シグナル伝達因子の翻訳後修飾、分子間相互作用、局在変化、合成・分解などの多様な生化学反応を介して、時間的かつ空間的に厳密に制御されている。昨今の解析技術の進歩により、生体のシグナル伝達は活性化・不活性化による単純な一次線形的反応ではなく、正負のフィードバックや異なる経路間のクロストークなどを含む複雑な高次非線形反応であり、この多様かつ動的な反応様式こそが生命機能制御の根源的メカニズムであることが明らかにされてきた。しかしながら、生体内における情報伝達ネットワークの制御やその破綻がもたらす疾患発症機構に関しては未だ不明な点が数多く残されている。シグナル伝達に関する多様かつ膨大な情報を統合して、その本質を理解するには、従来の分子生物学的手法のみでは不可能であり、シグナル伝達を数式として捉え、モデル化を図る数理科学的手法や、オミクス解析、分子イメージング、インタラクトーム解析など、多様な先端技術の異分野連携が必須である。本ワークショップでは、先端的異分野連携を駆使したシグナル伝達研究を紹介する。 |
プログラム
16:00〜16:04 | Introduction 〇武川 睦寛1 (1.東京大学) |
16:04〜16:24 | 数理解析を活用した中心体複製制御機構の解明 〇武川 睦寛1 (1.東大・医科研・分子シグナル制御分野) |
16:24〜16:45 | インスリンパターンによる生体内シグナル分子の選択的制御 〇久保田 浩行1、宇田 新介1、松崎 芙美子1、山内 幸代1、黒田 真也2 (1.九大・生医研・統合オミクス、2.東大・院理・生物科学) |
16:45〜17:05 | 肺腺がんのMET増幅型ゲフィチニブ耐性の数理モデルを用いた解析 〇伊東 剛1、大橋(熊谷) 友紀1、板野 景子2、川崎 秀二3、鈴木 貴2、村上 善則1(1.東大・医科研・人癌病因遺伝子、2.大阪大・基礎工・数理、3.岩手大・院工・数理) |
17:05〜17:26 | 非古典的 NF-κB経路の1細胞ライブイメージング 〇井上 純一郎1、関 崇生1 (1.東大・医科研・分子発癌) |
17:26〜17:47 | 細胞膜分子相互作用と細胞内シグナル伝達経路解明のための数理的方法 〇鈴木 貴1 (1.阪大・MMDS) |
17:47〜18:08 | 無細胞プロテオミクス 〇澤崎 達也1、高橋 宏隆1 (1.愛媛大・PROS・無細胞生命科学) |
18:08〜18:28 | 有機小分子を利用した細胞内情報伝達の急速摂動系の開発と応用 〇上野 匡1 (1.東大院薬) |
18:28〜18:30 | Conclusion 〇鈴木 貴1 (1.大阪大学) |